みなさん、こんにちは。椎名です。
みなさんは「ガングリオン」をご存知でしょうか?
「ガングリオンとは何ぞや?」と思われた方はこちらの漫画が分かりやすかったので
良かったら見てみてください。
漫画のセリフを抜粋しておきます
「ガングリオン=ギリシャ語で「腱周辺にできる腫れ物」」
「ガングリオンは関節や腱鞘にできる良性の腫瘤(しゅりゅう)のこと」
「ガングリオンは薄い皮膜で覆われていて、淡黄色のゼリー状の粘液が詰まっている」
「診断するには注射器で内容物を吸引するのが確実」
私の右膝の上には、2年前ほどからこの「ガングリオン」という腫瘤ができていました。
ガングリオンができて最初のうちは
「膝の上に何か小さなこぶみたいなものがあるな・・」と特に気にならなかったですが、
少しづつ大きくなってきて、お客様の施術をしていると
「膝を曲げる時に痛いな・・」という状態になってきました。
どうもガングリオンが、体内の神経を圧迫して痛みを出しているようなのです。
ガングリオンは良性の腫瘤とのことで、
大きな病気につながるようなことはなさそうなのであまり心配はしていませんでした。
しかし、深く曲げると膝に痛みが出ることによって、「正座」をするように両膝を同時に曲げる事ができなくなりました。
しゃがむ時は常に片膝でしゃがむようになり、右膝が痛くならないように気を付けながら行動をしないといけません。徐々に私は日常生活での不便さを感じるようになりました。
そのため、私は思い切って病院でガングリオンの摘出手術をしてもらいました。
膝上をメスで切っての手術なので、手術後2~3週間は傷跡がかなり痛く歩くのも仕事をするのも辛かったです。
手術が終わり「これでやっと治っただろう。けど、これで膝が普通に曲げられるのならやった甲斐はあるか」・・そんな風に思っていました。
しかし!
手術の3か月後くらいに、なんとまた膝上のガングリオンが再発したのです。 あららららー!(>_<)
「ガングリオンは再発することもある」と聞いてはいましたが、これにはかなりガッカリしました。
「仕事を何度も休めないし、あんな痛い思いはできればもうしたくない・・」という気持ちで
その後は再手術は避け、注射器でガングリオンの液体を抜き取る「穿刺治療」という方法でガングリオンの対処をしてもらいました。しかし、注射で中身を抜き取っても何か月後かにはまた中に液体がたまり痛みを出すようになります。根本の解決には至らず、いたちごっこです。
この「穿刺治療」を今年は3回ほど繰り返しました。
「ああ・・何度抜いても再発する。もうこの膝と一生付き合っていくしかないのかな・・」と思い、
なかば諦めながら膝を気遣いつつ過ごしてきました。
そうした思いの中過ごしていた私ですが、
以前にブログに書いた釧路旅行の翌日くらいでしょうか
突然・・・ガングリオンがなくなっていたのです。
「あれ?変だな。膝を曲げてもそんなに痛みがない気がするぞ・・」と思い、
おそるおそる膝を深く曲げてみると不思議なことに痛くない!のです。
ガングリオンができる理由は不明、その分原因不明で消滅することもあるとのことです。
釧路で何度も入った温泉が良かったのか、温泉後に筋肉が柔らかくなっているので膝の動きを良くしようとあえて正座をしたりしてみたのが良かったのか、(ガングリオン治療のひとつに「圧挫」=押しつぶすというものもあるので、もしかしたら正座でつぶれたのかも?という気もしています)
はっきりとした理由は分かりませんが、なんにしてもガングリオンがなくなったのです。
「膝を曲げても痛くない!痛くないぞ!」
「正座ができる!前みたいに普通にできる!」
「施術していても痛くない。普通にしゃがめる!」
問題がなければ何でもない普通の事なのだと思います。
けど、私には今年の1年間普通にはできないことでした。
「ビバ☆普通。ビバ☆正常な可動域。
当たり前の事を当たり前のようにできること、普通に体が動かせることってなんて素晴らしいことなのだ」・・そんな風に思わされました。
当店に来店されるお客様にも
「肩が痛くて上げられなくなった」「膝が曲げにくい」「かがむと腰が痛い」
「首肩こりがひどくて頭痛がする」「首が痛くて寝ていても辛い」
など、今までは普通にできていたことが普通にできなくなってしまっている方が多くおられます。
形は違えども、私の膝と同じような不便さやストレスがあるものと思います
当店での整体施術後に「上げづらかった肩が上がるようになった」などの変化を感じるお客様もおられます。首肩こりや腰痛についても同様に変化や改善を感じて頂けています。
痛みや辛さを少しでも改善して快適な生活ができるように、
できなくなってしまった普通の事が普通にできるように少しでも力になれればと思っています。
こちらのブログを読まれた方が少しでも共感をし、当店に興味を持って門を叩いていただければ嬉しく思います。